ハクサイの有機栽培のコツを紹介!美味しく育てる方法は?

ハクサイ
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こんにちは、ヒロさんです。

私は、現在、東京近郊に住んで趣味で自家用野菜を有機栽培で作ってもいます。

京都府の山奥の農家の出身で、若い頃農業関係の仕事をしており、毎週3-4日は出張で各県の農業試験場や篤農家などを訪問してました。

有機栽培の自家用野菜は、スーパーで買う野菜より美味しいです。

その栽培のコツを家庭菜園用に紹介します

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ハクサイの有機栽培のコツ

今結球中で寒さが増すごとに微妙で複雑な甘味などの旨味が増すハクサイの有機栽培のコツを紹介していきます。

なお、ハクサイは連作障害を避けるため、同じ場所に2-3年間栽培するのを避けます。

ハクサイの有機栽培のコツその1は、元肥に化学肥料ではなく、骨粉などが混合された有機配合肥料、油粕、鶏糞、米ぬかを均等に混ぜ合わせたものを、うねの長さ4mごとに両手一杯半やります。

勿論、土を柔らかくホカホカにし、土中の虫も駆除し、土を酸性からアルカリ性にするために苦土石灰もやります。

ハクサイが大きくなって結球を始めると、株間の中間に、有機配合肥料、油粕、鶏糞を混合したものを一握りづつ置き、手で少し畑の土とともにかき混ぜ、追肥が風で飛ばされないように、また雨で流されないようにします。

ハクサイの有機栽培のコツその2は、元肥をうねにまいて手かクワで軽く土とかき混ぜ、1週間放置し、有機肥料を土となじませてあく抜きし、また有機肥料が土中で発酵する熱を土中で抜く

元肥をまいてすぐハクサイの苗を植えると、きつい有機肥料の成分で苗が枯れやすい、またまいた有機肥料の発酵熱で根が傷み、根腐れを起こしやすいので、それをそれぞれ避ける必要があります。

ハクサイの有機栽培のコツその3は、先のとがったショベルの長さ約30cmの大きなスコップを使って、3回、30cm深耕して巾40-50cmのうねを作ります。

有機栽培の野菜は一般的に一般的に勢いが良く、根が下に長く広く伸びるので、そうなりやすいように30cm深耕します。

女性の場合、力が弱く大型のスコップで30cm深耕できないので、クワか小型のスコップで畑全体を深さ15cmほど耕し、通路の土をうねの上に盛り上げる方法も次善の策としてあります。

ハクサイの有機栽培のコツその4は、ハクサイの苗を植える直前に、先にやった苦土石灰と後でうねにやった有機肥料の有機配合肥料、油粕、鶏糞、米ぬかが土の深さ30cmにわたり、一部に偏らないように均一に土と混じるようにかき混ぜてから、植穴を作り植穴の中に十分潅水してから苗を植えます。

有機肥料を深く均一に土と混ぜ合わせず、浅く表面の土としか混ぜ合っていないと、植えたハクサイの苗の根の周辺の有機肥料の濃度が高くなって肥料負けして枯れやすいです。

また有機肥料の濃度が高くなって発酵熱が上がりやすく根を痛めて枯れやすいので、それを避けるために、有機肥料を深く均一に土とませ合わせます。

有機肥料を30cm深く均一に土とませ合わせるとは、なかなか手間がかかり、疲れる作業ですが、美味のハクサイを収穫後食べる姿を想像しながら、根気よくやります。

有機肥料について

 

有機栽培野菜と化学肥料栽培野菜との味の差を知っているのは、自家用に美味の有機栽培の野菜を作っている農家の方とその子供や孫、美味の有機栽培野菜を送ってもらえる娘の嫁ぎ先ぐらいのもんです。

農家やその関係者の隠れた特権とも言えます。

有機栽培野菜の味は、砂糖や人工甘味料の甘さと異なる微妙で奥深い甘さがあります

化学肥料栽培野菜の味は、極論かも知れませんが無機質の灰や砂に砂糖などで味付けしたような味です。

ハクサイも、有機栽培と化学肥料栽培との差がハッキリわかる野菜です。

煮ものにすると、微妙で奥深い甘さがあり、柔らかいがベタッとした柔らかさでなく、舌の上に優しく載ります。

生野菜が腐る時にも有機栽培野菜と化学肥料栽培野菜の差が出ます。

特に有機肥料の鶏糞と米ぬかを施肥すると、施肥しない場合と比較して、微妙で奥深い甘さが大きく増し美味となります。

特に鶏糞と米ぬかを施肥しないと、無機質の味となるか、水っぽい味となります

ただ、有機肥料の米ぬかは成分が強く、米のとぎ汁を鉢の花の根元にかけると花が枯れやすいほどで、ミカンの樹の根元に米ぬかをまけば、ミカンの樹は枯れないですが、その年はミカンの実がほとんどならないことが生じやすいです。

捨てると、化学肥料栽培野菜は熱で氷が崩れていくような腐り方をし、有機栽培野菜はしなってきますが外観を長く保持し、内部から崩れていくような腐り方をしません。

私の故郷の京都府の山奥などでは、販売用の野菜は化学肥料を使い、自家用の野菜は有機肥料を使い、害虫はなるべく手で取って殺して駆除してました。

私の故郷では、他の農家から販売用の化学肥料栽培の野菜をもらっても、一応ありがとうと言って受け取りますが、不味いので食べずに、どこかに隠し、それをくれた農家のわからない所に捨てます。

美味の有機栽培の野菜はもらうと捨てずに食べます。

日本の野菜市場では、化学肥料で栽培の野菜と有機肥料で栽培の野菜との価額の差はなく、味でなく野菜の見てくれで判断されています。

このため、農家は、低コスパで手間のかからない化学肥料で栽培の野菜を販売用に作り、自家用には有機肥料で栽培し害虫もなるべく手で取って殺す野菜を作ります。

まとめ

農家は、自家用や都会に出ている子供やその孫に送るために、美味の有機栽培の野菜を作っています

肥料代が化学肥料栽培より高い、野菜の有機栽培は化学肥料栽培より手間がかかるため、生産量も少なく、赤の他人に気前よくあげないし、市場にも出荷しないので、都会の人には、有機栽培の野菜のことは聞いていても、栽培の仕方やその味は謎のままです。

そこで、都市近郊で家庭菜園ができる庭を持っている方や畑を借りられる方用に、野菜の有機栽培のコツを私なりに紹介していきます。

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