ナスの有機栽培のコツ:極小の新害虫の駆除・秋ナスを更新剪定なしで

ナス
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こんにちは、ヒロさんです。

「ハクサイの有機栽培のコツを紹介!美味しく育てる方法は?」に続いて、ナスの有機栽培のコツを紹介します。

ナスの有機栽培のコツは、葉の裏にびっしりついて養分を吸って葉を枯らす目に見えないほど極小のダニのような新害虫の存在に気付いて駆除が必要です。

元肥や追肥の有機肥料のやり方、苗を植える順序、深耕30cmのうねの作り方は、ハクサイの有機栽培と同じです。

また、秋ナスを収穫するために一般的に7月中下旬ごろにナスの枝と根を切る更新剪定をして新芽と新根の発生を促しますが、ナスの有機栽培の場合、2回目の追肥をやれば更新剪定しなくても美味の秋ナスが遅くまで収穫できます。

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ナスの葉を枯らすハダニより極小の新害虫に気づき駆除

葉の裏にびっしりついて養分を吸って葉を枯らす目に見えないほど極小のダニのような害虫は、ナスの初収穫の頃、3年前から発生し、それまで勢い良く生長していた有機栽培のナス全体が急に元気を失い、葉も枯れ始めます。

病気かなと思って、病気対策をしても効果がなく、葉が落ち始め、花も咲かず実もならないようになります。ナスが丸裸にされてしまいます。

葉の裏について葉の養分を吸って葉を枯らすハダニがいますが、ハダニは大きさ0.3-0.5mmで人間にはほとんどかみつかず痒みを与えません。

夏の気温が5℃上昇し日本も亜熱帯気候になったためか、極小の新害虫が、3年前から私が現在住んでいる東京近郊でも特にナス、ジャガイモの葉の裏にびっしり付いて葉の養分を吸って葉を枯らしています。

葉の養分を吸って葉を枯らすダニのような新害虫は、ハダニより小さく目に見えないほど極小で、近づくと人間にかみつき、痒みを与え、翌日かまれたところに赤い斑点ができます。

従来のハダニとは異なる極小の新害虫のようです。ネットで調べても、この極小の新害虫についての情報や駆除方法は載っていません

私は、病気ではなく、まさかと思うが新手の目に見えないほどの極小の害虫の影響かなと思い、半信半疑で害虫としての対策を取ると効果がありました。

有機栽培のナスが10日後から元気を取り戻し、また花が咲き始め、実がなり始め、美味の実が毎日遅い季節まで収穫できました。

専業農家の方は、どうも新手の目に見えないほど極小の害虫らしいと感じて病気対策ではなく、害虫対策を取って効果をあげているようです。

しかし、家庭菜園をやっているほとんどの方は、有機栽培のナスが急に枯れ始める原因がわからず、2年続けて枯らすと有機栽培のナスの栽培は難しいと、3年目の今年は栽培をあきらめる方が結構おられました

有機栽培の野菜は根が深く広く伸びる傾向があり成長に勢いがあり、化学肥料栽培の野菜と比較して、病気に強く、美味で大きな実がなり多収穫で、早く初収穫でき遅くまで収穫できる、、、という長所があります、

その反面、何しろ美味のため、化学肥料栽培の野菜と比較して、害虫、カラスなどの鳥、タヌキなどに狙われやすいと言う欠点があります。

更新剪定せずとも2回目の追肥で美味の秋ナスが多く取れる

特に秋ナスは美味しいと言われ、美味しい秋ナスを収穫するために、一般的に7月中下旬ごろにナスの枝と根を切る更新剪定をして新芽と新根の発生を促します。

しかし、ハダニと異なる目に見えないほど極小のダニのような新害虫をうまく駆除できた後は、有機栽培のナスは元気を取り戻し、毎日収穫でき、3日ほど収穫するのを忘れているとコカ・コーラのビン位に大きくなるほどの勢い。

このため、更新剪定をしなくても、美味の秋ナスが遅くまで多くなります。

その代わり、更新剪定する代わりに、2回目の有機肥料の追肥を片手一握りづつ株間の中央にまき、手で浅くかき混ぜるのがナスの有機栽培の二つ目のコツです。

有機配合肥料、油粕、鶏糞を均等に混ぜたものを、片手一握りづつ株間にまきます。

とにかく、深耕の有機栽培のナスの収穫は多く、うねに入れた有機肥料の成分の何倍もの収穫です。すさまじく土中の養分を吸い取っているなと実感します。

このため、ナスの栽培跡地にタマネギを植えても玉が大きくなりにくいし、ナスは同じ場所では5年間は連作を避けた方が良いと言われています。

まとめ

野菜にただ有機肥料をやれば野菜の有機栽培になるのではなく、いろいろコツがあります。

それを間違えると野菜が育たず、有機野菜栽培が進みません。

何回も失敗しながらコツをつかんでいきます

農業は肉体労働だから頭が悪くてもできると世間から思われている面がありますが、実際はそのようなことはなく、失敗にたじろがずに、失敗を元に勉強や研究する根気と熱心さが必要です。

また、1-2割豊作ならば、販売用の野菜は箱代も出ないほど暴落したり、風水害や病害虫の被害もあり、それに負けない忍耐と平常心も必要です。

私が仕事で訪ねた多くの篤農家の共通点は、根気と熱心さと忍耐と平常心のように感じました。

勿論、美味の有機野菜を食べられる、空気のきれい自然の中で農作物の成長や収穫を見る楽しみも、ありますが、、、。

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