これはすごい本だ。550ページというボリュームが示すように圧倒的な情報量と高い分析力で彼らの計画を見事に筋の通ったストーリーとして詳細まで浮かび上がらせている。この手の本の中では取り上げているテーマも違うし内容も非常に濃いので、ぜひとも読まれることをお勧めする。
ナチスのユダヤ人虐殺の思想上の背景となったことで悪名高き優生学と、その後の遺伝子工学に莫大な資金援助をすることで推進したのが、あのロックフェラー財団であることはあまり知られていないだろう。
「人類のために」という言い訳は遺伝子工学には通用するかもしれないが、ロックフェラー財団が優生学の延長線上で遺伝子工学を推し進めていたとすれば、その意図が透けて見えてくる。
彼らが遺伝子工学で成し遂げようとしていること、それは遺伝子組み換え作物による食糧支配と、病原菌の創出と有害物質入りワクチン接種を活用しての世界人口削減である。その過程で世界の食料を支配するアメリカの巨大アグリビジネス企業や製薬会社が世界中から暴利を貪るのは言うまでもない。
また、どのようにしてあの危険な遺伝子組み換え作物が世界に拡散したのか、なぜ新型インフルエンザの大流行が近いことがまことしやかに語られたのか、そのからくりが暴かれる。
その他、知りたかった情報が満載で、しかも読み易いので、買って決して損はしないことを約束する
」などです。