菅官房長官を鋭く質問する望月衣塑子記者の座右の書は?
東京新聞社会部友軍記者の望月衣塑子さん(45才)は菅官房長官への鋭い質問で有名ですが、このような望月衣塑子さんに転機を与えた本で座右の書は「道(タオ)の教えー無為自然に生きる」(島田 明徳著、PHP研究所)、「生きがいについて」(神谷美恵子著)です。
望月衣塑子さんの評価は2分されていますが、このような本を座右の書にしておられるのを知ると、望月衣塑子さんの記者としての生き方を肯定できるような気がします。
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会見で素直にただすのは当然・リスクのない民主主義国家で意地悪質問で権力と戦うとは自惚れだ・根拠が定かでない情報や私見を織り交ぜた質問も多い・成否は読者が判断すること
ジャーナリストの青木理は「会見で率直にただすのは当然で、こういう記者が増えれば日本のメディア会見もずいぶん風通しがよくなるのでは」とコラムで評価している。
評論家の石平は、中華人民共和国の民主化運動に深く関わり後に日本に帰化した自身の経緯を踏まえて、「彼女のやっていることは、何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを『権力と戦う』とは、吐き気を催すほどの自惚れだ!」と批判している。
産経新聞は2017年9月14日の記事で「根拠が定かでない情報や私見を織り交ぜた質問も多い」と評している。記事は望月が官房長官会見の場で発言した「官房長官が出会い系バーに行って、女の子たちの実態を聞かないのか?」や「米韓に金正恩委員長側の要求に応えるよう冷静に対応するように働きかけることをやっているのか」等を取り上げた[12]。
大半の記者はキーボードをカタカタ叩いているだけか、当たり障りのない質問をしているだけじゃないですか。望月記者の質問は適切だと思いますよ。名誉棄損や人格攻撃的でなければ、記者の質問内容をどうこう批評するのは報道の自由の観点から間違っていますよ。成否は読者が判断することです。
— Kazu (@ryuku0530) September 18, 2017
生きがいとは生かされていることへの責任感を感じる
「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」
神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。
英文学から、医学へ、さらには精神医学から病跡学へ、ときに迷いながらも、自らの信じる道を貫いた神谷美恵子(1914-1979)の人生。ハンセン病の患者さんとの出会いや交流、長島愛生園での実践と思索の日々。一人の女性として、また妻として母として、日常の雑事を生き抜いた生活者としての側面。神谷美恵子は、そのすべてを「書くこと」で表現しようとした。その生き方は、著作をとおして、また雑誌やテレビを通じて、多くの人の感動を呼んできました。(アマゾン・コム)
アマゾン・コムの口コミは「20代の頃読みました。人生の終わり近くなり再び読みたくて購入しました。嬉しいです。素晴らしい本だと思います。夢も希望も生きがいもない生活ですが、神谷恵美子氏の本を読むのが、唯一の喜びです。
まとめ・御用記者・ヒラメ記者が多いのでは・東京新聞の幹部のふところ深い
私の友人で東大卒でマスコミで長年働いていた方は、「新聞の購読は止めて、新聞は喫茶店で読んでいる。そのかわり情報源としてyou tube をよく見ている」と言っておられます。
私も、新聞に参考になる記事が近年見つかりにくいので、私も新聞を止めて友人と同じようにしようと思いますが、妻が新聞ぐらい読みたいというので仕方なしに購読しています。昨年か一昨年に、全国で新聞の購読部数が年間で200万部減少したのを、納得できますね。
新聞を読んでいると、御用記者やヒラメ記者が多くなり忖度記事が多いようだと感じます。
官邸記者クラブの記者連も心の奥底にはモヤモヤした忸怩としたものがあるのではと思いますが、東京新聞の望月衣塑子さんのような振る舞いを真似したら、自分の勤めている新聞社がバックアップして守ってくれるかですね。
その点、望月衣塑子さんを自由に泳がせている東京新聞や中日新聞の幹部は、フトコロが深いですね。
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