佐藤 愛子著の「気がつけば、終着駅」の内容とは?AMAZONで

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佐藤 愛子著の「気がつけば、終着駅」の内容とは?AMAZONで

佐藤 愛子著の「気がつけば、終着駅」をAMAZONで購入して2日間で読み終わりました。ケロケロ ちんちんと開き直って生き方の佐藤 愛子の自叙伝を時々笑いながら読み続けました。「気がつけば、終着駅」の内容は、第一部の波乱万丈の人生篇と第二部の老いの心境篇からなっています。

「気がつけば、終着駅」の内容の第1部:「全部失ってごらんなさい。どうってことありませんよ」

佐藤 愛子著の「気がつけば、終着駅」の内容の第一部の「波乱万丈の人生篇」は「再婚自由化時代」「三人目の夫を求めます」などからなっており、第二部の「老いの心境篇」は「人生の終盤、欲望も情念も枯れ行くままに」「格闘する人生のの中でこそ、人は美しく仕上がっていく」「人生は自分の力で切り拓いて、頼ろうとする心が嘆かわしい」「全部失ってごらんなさい。どうってことありませんよ」「92才、いい加減くたばりたい心境です」「書いてわかりたい。あるのはその欲求だけ」「95才。死ぬのがイヤでなくなった」からなっています。

むしろ元気が出ましたよ、ヤケクソの元気が。どんな境遇になっても平気でいられる、そういう人間になることが一番の幸せじゃないですか・この世に修行に来た

第二部の「老いの心境篇」の中の「全部失ってごらんなさい。どうってことありませんよ」では、「人はみな潜在的に可能性を持っている。しかし、このごろみんな困難から逃げるから、そういう力が自分にあることを自覚できないのです。自分の持っている力を信じて、それを出そう、向き合おうという姿勢になれば、不幸だだのなんだの、悩むことはないですよ。全部失ってごらんなさい。どうってことありませんよ。私はすべて失った上に借金(離婚した2番目の夫の倒産で生じた借金3900万円を売れない小説家時代に背負った。2番目の夫には、彼女がいたことが後でわかった。見合い結婚した一番目の軍人の夫は、麻薬中毒になり子供2人生んでいたが離婚)まで背負い込んだけれど、不幸だと思ったことはない。むしろ元気が出ましたよ、ヤケクソの元気が。どんな境遇になっても平気でいられる、そういう人間になることが一番の幸せじゃないですか」と書いておられます。

「格闘する人生の中でこそ、人は美しく仕上がっていく」とは、「苦しいことや思い通り行かないことも、人が成熟していくうえで糧になる」、「私はある時期から、この世には修業するために生まれてきていると考えるようにしている。すると、苦しいこと、泣きたいようなことがあっても、これは修行だと思えば耐えられる」と。

「私の愛読書はアランの幸福論です。アランはこう言ってます。『完全な意味で最も幸福な人とは、着物を投げ捨てるように別の幸福を投げ捨てることのできる人だ』と。船が難破して、お金から何からすべて失った人でも、『生きていく力を持つ自分自身』とう財産を持っているという考え方ね。借金漬けのどん底生活を経てきた私は、まったくの至言だと思います。欲望を充足させることを幸福だと思うのは大間違いだと思いますね」と。

 

 

 

 

 

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